ワタシの同級生に、お寺を継いだ 女性がいる。
以前、はんぶんこ 4号でも紹介されてる
鹿北町は、中間集落にある、長隆寺副住職の秋吉玲佳サン。
そんな彼女は、
毎月1回、地域の子供たちを集めて
「わくわく広見塾」という、四季折々の体験塾を開催している。
鹿北町は、広見、岩野、岳間と3つの校区に分かれていて
広見だけじゃなく、
岩野、岳間からも 来たい子はおいでー。と呼びかけている。
なので、現在は、鹿北小学校に案内通知を出しているとか。
そんなワタシも、急遽、行きたい!とお願いしたら
おいで~♪ おいで~~♪ と 来る者拒まず、ウェルカム♪的な感じでした。
この「わくわく広見塾」、始まりは、2005年5月。
ちょうど その2,3年前から、
学校が土曜日休みになる完全週5日制が始まっていて
子供は休みでも、親は仕事で家にいなかったり。。
そんな時でも、気軽に、お寺に遊びに来れるように。と
このわくわく広見塾が始まった。
お寺は、本来は地域のためにあり、人の集まる場所だから。
と玲佳さんは言う。
そんな広見塾では、まず、お勤めから始まる。
お経の本と数珠が行き渡り、正座をして
みんなで、お経を読み始める。
お経を読み終わると、今度は、絵本の読み聞かせが始まった。
子供たちも夢中で読み聞かせを聞いていた。
その姿は、何とも可愛らしかった。
そして、12月の体験は、お菓子の家を作ろう体験!!
毎月、四季折々の体験を企画してくれてます◎
お菓子の家の材料は、玲佳サンの手作り。
材料を作るのに、当日の朝4時までかかったという。
何とも有難い。
こんな体験、早々出来ないと思う。
しかも、この体験料は、400円のみ。
なんで、このお菓子の家の体験をしようと思ったのか?
本人に聞いた所
「自分がお菓子の家を作ってみたかったから♪」
と嬉しそうに答えた、玲佳サン。
確かに、大人のワタシでもワクワクしてしまう体験だ。
そして、玲佳サンの面白い所は、人の子でも、容赦なしに怒る所。(笑)
悪い事は、悪いって、ちゃんと注意しないといけないからね!
と笑いながらも
子供たちに、愛情いっぱいで叱ってました◎
地域の人みんなで、子供を育ててる感が伝わって来ました◎
そして、お菓子作りが始まったと同時に
子供たちの顔が、真剣な顔に変わった。
その目からは、夢中さが伝わる。
そして、大人たちさえ、真剣◎
次は、どういう風にしようっかな~♪って考えて
みんな夢中になって、お菓子の家を作りました。
そんなワタシも作らせてもらって
あまりにも夢中になりすぎて
作ってる最中の写真が一枚もないという失態!!
カメラマンなのにーーやってもぉーーたーーー。汗
それくらい夢中にさせてもらいましたよ◎
石っこ作 お菓子の家です。
コレを作って、思った事。
ワタシ、意外と女子だった~~♪ と新たな発見を得ました◎
始終楽しくって、子供たちより夢中になって作ってたような気がします。
楽しくって、みんなの笑顔の溢れる体験でした。
そして、体験が終わると、今度はおやつタイム。
これも、玲佳サンの手作りおやつです。
至れり尽くせりで感動の連続。
中学生の時から、お菓子作りが好きだった、玲佳サン。
その”好き”が生かされた仕事を現在している。
企画から材料準備、後片付けなどなど
全部、自分が好きな事だから、楽しい♪ と笑顔で答えた。
そして、そんな彼女の周りには
地域のおばあちゃんたちが、しっかりと支えていらっしゃいました。
人が人を支え、恩返しに、また相手を支える。
そういう地域の繋がりが、このわくわく広見塾から見えて来ました。
そして、最後に、
仏様に「ありがとうございました。」と感謝の気持ちで終わる。
いろんな勉強が出来るステキな、わくわく広見塾なのであります。
そんな長隆寺では、
12月31日 午後11時~除夜の鐘をつくそうですよ。
子供たちや地域の人達が集まれる場所、長隆寺。
これからも、鹿北のためにも続けて欲しい、わくわく広見塾です。
そして、幸せを与えられる人になりたい。
そんな風に思えた日でした。
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